夜間の映像が暗い – WIPシリーズ

症状:夜間の映像が暗くて何も見えない

※赤外線による暗視映像は、赤外線を反射するものが映像内に映りこんではじめて正常に映ります。また、赤外線は距離が離れるほど弱くなりますので、照射範囲内であっても反射面積が少ないものなどは明るく映らない場合があります。

原因1:赤外線が照射されていない

対策:まずは赤外線が照射されているかをご確認ください。夜間カメラの前に立って、カメラを正面から見たときに、レンズ周りのLED部分が赤く光っているかをご確認ください。カメラが光るタイプであっても光っていない場合は、LEDが照射されていません。カメラの不具合の可能性があります。
 光らないタイプはLEDの発光を視認できませんが、デジタルカメラのレンズなどを通すことで視認出来る場合があります。(デジタルカメラによっては出来ないものもあります。)視認出来た場合は、赤外線は照射されています。
 夜間、映像を確認しながら、カメラの前に手や棒などをかざし、かざしたものが白く映っているかを確認してください。白黒の画面の中で、かざしたものが白く映っている場合は、赤外線が照射されています。商社が確認されているにもかかわらず映像が暗い場合、別の原因が考えられます。

原因2:カメラのすぐそばに映り込んだ壁や柱などに赤外線が強く当たり、相対的に遠い距離が暗くなっている

対策:赤外線はより近いものに強く当たり、強く反射されます。例えば画面の隅に柱や壁、天井などの映り込みがあると、その部分に一番強く赤外線が当たり、真っ白に映し出されます。すると、その部分が一番明るい部分とカメラが判断し、明るさの感度を調整します。その結果、それよりも奥の部分(もちろんこの部分にも赤外線は照射されています)が相対的に暗く認識され、場合によっては真っ暗に表示されます。

 カメラの角度を変えて映りこみを回避することで解消する場合があります。